カテゴリ:京都( 25 )

鍵善のくづきり

先週のお盆
友人と祇園にある鍵善へ
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暖簾の横にはオバケ提灯が
舌を出していました。
お盆らしい愛らしさにニッコリです。

おやつ時を過ぎたのに、
奥の喫茶から入口近くまで列が出来ていました。
ここは以外と待ち時間の少ないので
店内とショーケースの菓子を
見ながら並んで待つことにしました。
店内は黒田辰秋さんの内装、
河井寛次郎さんの直筆や壷など、
日本の民芸に目が奪われます。

落ち着いた奥座敷へ
注文はもちろんくづきりです。
(鍵善では「ず」を「づ」との表記でした)
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大きなロックアイスが浮かぶ器の中、
くづきりは半透明のキレイな色をしています。
量もたっぷり入っています。
吉野葛と黒糖密と水だけで作られ、
シンプルに洗練された味わいは
職人さんの技を思わせるもの。

美味しいものは自然と和みます。
つるつる食べて、お喋りも弾んで
ゆるりゆるりと過ごしました。
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by smile-sweet | 2012-08-20 23:00 | 京都

精進料理教室

東林院での精進料理教室に行きました。
和尚さんの西川玄房さんから
教えていただきます。

始める前に皆でお茶を飲む茶礼で
精進料理についてのお話と
料理手順の説明を受けました。

精進料理というと五戒の一つである
不殺生戒として肉や魚を食べないのですが、
お話では、その心をさらに進めて
動物だけに命があるのではなく
野菜や果物も生きている
ということから始まります。
その命と育む自然の恵みや
関わる人々にも感謝をすること。
命をいただくのだから、
最大限に生かしていただくこと。
素材の形、色、味、無駄のないよう
思いやりを持つようにと
大切なことを話されました。

その後にグループで調理に入りました。
いざ包丁を手に材料を前にすると
一つ一つ慎重になります。
限られた時間内にしあげなくてはいけないので、
心を配りつつも、みんなで一心不乱に取りかかりました。

料理が仕上がって、お膳が並び
食事に対する心がけや作法の「食事五観文」を
みんなで読み上げていただきました。
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野菜は和尚さんが栽培されたものばかりで
味が濃く、しっかりしています。
美味しい野菜の料理には笑みがこぼれました。

最後は片付けて、
みんなでお茶をいただく茶礼で終わりました。

充実した精進料理教室。
和尚さんのお話で
「精進とは、なりきること」とありました。
一つのことに全身全霊を注ぐ。
今振り返ると、みんなで料理のことだけを考え、
取り組んだ時間は精進の時間だったと思います。


あれから、多くの命をいただいて
自分の命が繋がっていることを
改めて考えています。

普段の生活をしながら少しずつ
生かされていることを
感じるようになりました。
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by smile-sweet | 2012-07-22 16:00 | 京都

東林院:沙羅双樹を愛でる会

「沙羅双樹を愛でる会」
そんな名前に惹かれて、足を運んだのは
妙心寺山内ある東林院

お抹茶とお菓子をいただきながら
お花を愛でる会です。
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京菓子處 鼓月さんが特別に
黄色と白色の沙羅双樹の花を
イメージして作った生菓子。
上に散らした透明の寒天が
キラリと光る滴のよう。

可愛いと思いながらも
一口食べると美味しくて
ペロリといただきました。

お花を見ながら、説法を聞きました。
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お釈迦さまの入定を悲しんで一斉に咲いたという沙羅双樹。
インドの沙羅双樹は日本の気候では育たないそう。
日本ではナツツバキを沙羅樹と呼んでいるようです。
平家物語はこの花をイメージしたのだろうと説明がありました。
この花は、朝咲いて夕方には花ごと散る一日花。
その姿が、仏の教えと有名な冒頭に繋がったのですね。

近年、樹齢300年程の古木が
手を尽くしたものの枯れてしまったそうです。
今お庭にあるのは、古木の種から育った木々。
母樹がなくなっても、子供たちは
元気に伸び伸びと花を咲かせていました。
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この日は暑い日でした。
縁側に足を伸ばしてお庭を見ていると
時折、気持ちよい風が吹きました。
静かに愛でる白い花
明日には美しい姿がないのかな、
夕方には土の上に落ちてしまうのかしら
・・・
花のようにこの一日を全うしてる?
咲く花を前にして急に恥ずかしくなりました。
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by smile-sweet | 2012-07-05 22:00 | 京都

詩仙堂「梅雨の花、僧都の音」

先週、訪れた詩仙堂。
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サツキの花化粧はもう終わりかけでした。
ゆっくりお庭を眺めていると、
時折響く僧都(ししおどし)の音が
心地よい緊張感を与えてくれます。
いつも時間を忘れて、のんびりします。

庭園でよく見かけるししおどし。
元々は田畑を荒らす動物を脅かすものでした。
石川丈山考案の園水利用で音が鳴る庭の僧都は
詩仙堂から始まったといわれています。
(丈山は詩仙堂を造った文人、
亡くなるまでの30余年住んでいました)
比叡山の麓、動物を脅かして庭に入れない役割と、
音を発することで、静寂を強調する意味もあるそうです。
確かに庭をぽーっと眺めていた私は
音が鳴ってハッと我に返り、
初めて静かなことに気づきました。
丈山が愛したという僧都の音。
こだわった演出ですね。

書院の庭から下ったところに
百花塢(ひゃかのう)というお庭が広がり、
季節の花々があちこちに咲いています。
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こちらは京鹿の子。
ピンクが色濃く、目をひきます。
白色もやわらかくて綺麗な和花です。
その横にはホタルブクロ
クチナシの甘い香りが漂い
池の脇には黄菖蒲と蕾に羽根を休めるトンボ、
カエルの合唱も聴こえます。
紫陽花も咲き、幻と云われた七段花までありました。
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詩仙堂を気に入ってる理由の一つは、
サツキの丸い刈り込みには人工美を
それ以外には自然美を大切に心がけた
花や緑があるところです。
そのコントラストが上手く調和しています。
場所に溶け込み、品のある庭の姿。
季節毎に景色が変わる素敵なお庭です。
梅雨時の詩仙堂はとても爽やかでした。

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by smile-sweet | 2012-06-28 12:00 | 京都

宇治の紫陽花

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青、蒼、碧、
あじさいは空の色、水の色。

京都のあじさい名所、三室戸寺へ行きました。
本堂で挨拶をして、あじさい園へ向かいます。

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by smile-sweet | 2012-06-19 22:00 | 京都

都をどり

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4月の終わり、都をどりを観てきました。
街には団子柄の提灯が並び
春を代表する舞妓さんや芸妓さんの舞台。

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by smile-sweet | 2012-05-07 22:00 | 京都

桂離宮5「松風の音色…冬の松琴亭」

冬の茶室といわれる「松琴亭」には
訪れる前のひと呼吸、待合があります。
離宮の入口から暫く歩くと
格式と柔和を合わせ持つ
「行」の延段が始まり
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茶室の待合となる外腰掛があります。
ベンチのような長いイスに
座ると前にある蘇鉄山が
奥の景色を遮ります。
南国の蘇鉄は寒さよけに
冬衣を纏っていました。
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by smile-sweet | 2012-05-05 22:00 | 京都

桂離宮4「名月の夜は…」

秋の月は輝きが増して美しい。
「月」という一語は秋の季語です。
主役となるのは、中秋の名月。
その観月を離宮では
特別な場所で行いました。

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by smile-sweet | 2012-04-11 22:00 | 京都

桂離宮3「水面の月…秋の月波楼」

桂離宮のある京都の桂は
月には桂の木が生えているという故事から
名がついたといわれるほどの月の名勝です。
離宮では月が主役と云ってもいいくらいに
月の動きと愛で方を考え、建物や小物を配しています。
(前回の笑意軒の手水鉢「浮月」みたいに…)

秋の茶室といわれる「月波楼」の名は
白楽天が西湖に惚れ込んだ詩
「春題湖上」の『月点波心一顆珠』からきています。

月は波心に点じ、一顆の珠
(静かな湖に月が映る、一粒の真珠のように)

澄んだ夜に輝く満月が
湖水に映るとても美しい詩です。
このような水面の月を愛でたのが月波楼です。

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by smile-sweet | 2012-04-09 22:00 | 京都

桂離宮2「夏の笑意軒」

夏の始まりの立夏は田植えの頃。
水田に空が映り込む美しさ、それが過ぎて
青々と伸びる稲を風が撫でるのも綺麗な季節です。
そんな景色が裏に広がる田舎屋風の茶室は
「笑意軒」といいます。
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by smile-sweet | 2012-04-04 12:00 | 京都


口の端が上がるのが好き。


by smile-sweet

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